※試写等を見ている訳ではなく、期待度も含めたごく個人的なお勧め作品です、あらかじめご了承ください。
本ページにて月イチペースでお勧め映画紹介していきたいと思います、よろしくお願いします。
イオンシネマ豊田KiTARA https://www.aeoncinema.com/cinema/toyota/
「ノマドランド」上映中
監督:クロエ・ジャオ 出演:フランシス・マクドーマンド
先月の投稿時には上映予定に入ってなかったので、アカデミー賞有力候補で急きょ上映開始となったようです。本作のようなミニシアター系映画が近くで公開されるのはうれしい限りでさっそく観てきました。
ノンフィクション「ノマド:漂流する高齢労働者たち」が原作で、いわゆる車上生活者を淡々と描くロードムービー。告発的な社会派ドラマかと思いきや(もちろんそういう側面もありますが)、観ていく内に人間の本来の姿、根源的な何かが見えてきてしまう瞬間があって、また、きわめて映画的な、寒々としたアメリカ内地の「車」「道」「旅」の景色が“ああ、映画だなぁ”とついほほ笑んでしまう、そんな映画でした。
大きなストーリー展開はなく、泣いて笑ってというようなエンターテイメント作品ではないですが、たまにはこういう小品はいかがでしょうか。
コーエン兄弟作(「ミラーズクロッシング」「ファーゴ」ほか)や「プロミスト・ランド」「スリー・ビルボード」などのフランシス・マクドーマンドも相変わらずいい味出してます。
鑑賞済☆☆☆☆★
「裏アカ」4月2日より上映
監督:加藤卓哉 出演:瀧内公美
タイトルのとおりSNSによって新たな世界に巻き込まれていく女性を描く。こちらもシネコンではなかなか上映のないミニシアター系映画ですね。監督は様々な現場で長年助監督を務めてきた人で劇場公開デビュー作、脚本は知る人ぞ知る高田亮(「婚前特急」「きみはいい子」など)、主演は「火口のふたり」で2020年のキネマ旬報主演女優賞の瀧内公美、となかなか映画通の興味をそそる映画です。
期待度☆☆☆☆★
「砕け散るところを見せてあげる」4月9日より上映
監督:SABU 出演:中川大志 石井杏奈
SABU監督って30代前半で監督デビューして海外映画祭への出品も多くて、私が映画作り始めた頃周りはみんな知ってる名前だったけど、最近作はあんまり観てないんですが、、、。
SABU監督ということで、お勧めに入れておきます。
期待度☆☆☆★★
「バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜」4月9日より上映中
監督:松居大悟 出演:田口トモロヲ 松重豊 光石研 遠藤憲一
テレビ東京金曜深夜枠で放送のドラマの映画化。原則「テレビドラマの映画化にいい映画なし」というのが持論なんですが(ちゃんと理由も説明できますが長くなるのでやめておきます)、このドラマ1作目からファンでずっと観てきたので、やっぱり見に行きたいなぁ。ドラマ観てない人は観なくてもいいかな、と思いますけど。
期待度☆☆☆★★
ムービックス三好 https://www.smt-cinema.com/site/miyoshi/index.html
「ゾッキ」上映中
監督:竹中直人 山田孝之 齊藤工 出演:吉岡里帆
竹中直人 山田孝之 齊藤工の3人が共同監督という本作は、なにより蒲郡市で全面撮影とのことで地元での映画作りしたり撮影支援をしている身としては観ておきたいですね~。イオンシネマ豊田KiTARAでも上映あるようですが、開始日は未定です。
期待度☆☆☆★★
「サンドラの小さな家」4月2日より上映
監督:フィリダ・ロイド 出演:クレア・ダン
サンダンスほか世界の映画祭で評価された「マンマ・ミーア!」等のフィリダ・ロイドが監督するヒューマンドラマ。外れのなさそうな、よさそうな映画です。
期待度☆☆☆☆★
「BLUE/ブルー」4月9日より上映
監督:吉田恵輔 出演:松山ケンイチ 木村文乃 柄本時生 東出昌大
松山ケンイチ出演のボクシング映画。「犬猿」「愛しのアイリーン」の吉田恵輔監督ということでお勧めです。
期待度☆☆☆★★
「パーム・スプリングス」4月9日より上映
監督:マックス・バーバコウ
アイディア満載で作った低予算映画がサンダンス映画祭で注目され、そのままスマッシュヒット&評価されてゴールデングローブ賞コメディ・ミュージカル部門ノミネート、というアメリカンサクセスムービーパターンのコメディ。同じ1日が何回も繰り返されるいわゆる“タイムループもの”自体をネタにしている感じも面白そう。
期待度☆☆☆★★
番外編
ちょっと遠いですが、TOHOシネマズ プライムツリー赤池で上映中の作品も。
「まともじゃないのは君も一緒」上映中
監督:前田弘二 出演:成田凌、清原果耶
「婚前特急」の前弘二監督×高田亮脚本コンビ作(高田亮は本欄でお勧めの「裏アカ」も脚本)で、結構面白いって評判を耳にします。4月8日で上映終了ですがよろしければぜひ。
期待度☆☆☆☆★
清水雅人プロフィール
2000年頃より自主映画製作を始め、映画作り仲間を中心に周辺の映画製作団体も統合してM.I.F(ミフ Mikawa Independet Movie Factory)を設立。監督作「公務員探偵ホーリー2」「箱」などで国内の映画賞を多数受賞。また、全国の自主制作映画を上映する小坂本町一丁目映画祭を開催。
2012年、サラリーマンを退職/独立し豊田星プロを設立。豊田ご当地アイドルStar☆T(すたーと)プロデユース、映像制作、イベント企画など行う。
2016年、豊田では初の市内全域を舞台にした劇場公開作「星めぐりの町」(監督/黒土三男 主演/小林稔侍 2017年全国公開)を支援する団体 映画「星めぐりの町」を実現する会を結成し、キャストオーディションやエキストラ管理、協賛金事業などをサポート。
2020年、映画「星めぐりの町」を実現する会を発展継承する形で「映画街人とよた」を設立。豊田市における継続的な映画映像文化振興事業を行う。
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